上巻にはしずかちゃん。
下巻にはまりなちゃんが来そうですね。
上巻は、仲直りのあのリボンをつけてるっぽいので、この作品は、二人と一匹の物語なのかもしれません。
この記事では、タコピーの原罪を読んで思ったことなどについて書いていきます。主に、ハッピー道具や、ハッピー星について考えていきます。
11話までを参考に書いています。ネタバレもあるかもしれないので見てない人はご注意を。
大ハッピー時計
いつでもどこでも時間旅行できるすぐれもの。
タコピーの原罪は伏線が張られている作品です。例えば、カメラであれば、しずかちゃんが初めて持ったときに重いと発言しています。
同様に、時計も後ほど使用する(or既に使用している)場面が来ると考えます。
時計の能力から、その役割、作品内における働きは大きいでしょう。
仲直りリボン
・リボンの重要性
表紙にも使われるほどですから、キーアイテムだと思います。
気になるのは、タコピーが『しずかちゃんを見ているとなんだか……』と言いながらドキっとしていることです。過去に紐で仲直りした人はこうなるのでしょうか。
・リボンの能力
・無限に伸びる
通常の使用を想定するのであれば、無限に伸びる必要があるのか疑問です。しかしながら、作品では「無限に伸びる」わけですから、通常ではない使用を想定してもよさそうです。また、既に作品内で使われた使用法では、無限に伸びる必要はありませんでした。
よって、今後、「無限に伸びる」ことを活かした使い方がされると思います。
・『仲直り』
『仲直り』とは具体的にどうなるのか、説明はされていません。
不仲(orそれ以上)である二人を『仲直り』させるにはどうすればいいか、思いつくものを挙げます。
・相手に関する今までの記憶を全て忘れる
・相手を無条件に好意的に認識する(いわゆる魅了の状態)
・相手のことを受け入れ可能な状態に改心させる
・相手の思考や痛みがわかるようになる
また、しずかちゃんが悲し使い方でリボンを使用した時の描写から、リボンの性質として下記を考えます。
・物相手には発動しない
・物相手にも発動するが、物理的には影響を及ぼさない
思い出ボックス
まりなちゃんを保存した箱のことです。東くんがまりなちゃんを入れる前、地球の草花のようなものが入っていました。これをタコピーが地球に降り立ってから入れたのであれば、健気ですね。
ハッピー星はどこ
結論としては謎です。
タコピー曰く、「ここからは見えない。とっても遠くにある」。ハッピー船でひとっ飛びで行けるようです。
しかしながら、
・土星ウサギの声が出るボールペン
・土星イヌのジオラマ
このような、なぜか土星を扱ったハッピー道具が存在します(なんで土星だけ?)。
また、タコピー視点であるモノローグでは、1話初期には『にんげん』『緑と青の惑星』でしたが1話終わりには『人間』『太陽系第三惑星地球』と言っており、ミギーのように地球に来てからある程度学習していそうです。
このことから、ハッピー星人達は遥か遠くにある地球の存在までは認知していなかったようです(タコピーが地球に関する記憶を忘れた可能性もある)。そんな星にまで辿り着くほどの、高水準の科学技術は有しているのですが。
ここまでそうは書きましたが、どうもそんな遠いとこに無いような気がします。そう考える理由は、タコピーの記憶喪失と、ハッピー道具の能力です。このことについては、詳しくまた追記するかもしれません。
(・タコピーの記憶喪失
ハッピー星に帰れない理由は未だ思い出せていません。これは後々触れられるはずです。なぜ帰れないのかが明かされることを前提に考えると、ハッピー星も本編により絡んでくる形になると思います。その場合、遠すぎるとどうやって移動させるのかというハードルがあります。よってそれを解消できるだけの距離かもしません。
・ハッピー道具の能力
ハッピーを広めるため、にしては微妙な能力のものもあります。このような不完全さをもつハッピー星人達の星とは、本当にそんなファンシーなものなのか疑問です)
ハッピー道具の不完全さ
つばさやカメラは、人一人もほとんど飛ばせなかったり一枚しか保存できなかったりと、その能力はどこか不完全です。まりなちゃんを保存していた箱もやがては浮かび上がり発見されました。どうもハッピー道具は万能でもなく完璧でもなさそうです。
よって、時計やリボンにも同様に制約があると考えます。時計は、時間旅行という途轍もない能力を有しています。しかし、その分強力な制約を持っているかもしれません。『時間旅行ができるけど、使用者は記憶を無くしてしまう』とか。タコピーの記憶は所々抜けていますが、これは時間旅行の弊害なのかもしれません。
泣いてるハッピー星人
タコピーがハッピー星から出ていくとき、ハッピー星人達が泣いている姿が描かれています。タコピーは、ハッピー星において、一般市民のようなありふれた存在では無く、高い地位にいたのかもしれません。こじつけに近い気もするので、この描写については特に深い意味はないと思います。
以上です。
2022/2/20